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見かけは当てにならない!?
07年.05月.21日-13:31 

L`abito non fa il Monaco (L`apparenza inganna)

「石調はイタリア語でなんと言いますか?」って友達に聞かれました。
そういえば、「柄」、「調」、「風」を訳す言葉は無いですね・・・!
スタイル(stile)、タイプ(tipo)、パターン(pattern)、イミテーション(simil-)という言い方はありますが、ちょっと意味が違います。

イタリアの伝統的な建築物はレンガ造りであり、石積みであり、無垢材です。
服も、絵を描いたりプリントをするより、織り方でパターンをつける文化です。

おそらくこの流れでは、ものを作った後で、仕上げる(表を付ける)というコンセプト事態がないのかもしれません。
こうした理由で、イタリアでは「本物」と「ものまね」がはっきり区別できます。

五感の中で、視力は一番パワフルであり、一番だまされやすいです。
このごろは印刷技術も発展していますし、プロバンスのタイルとプロバンス風のタイルの違いを知るためには、触って、匂ってみるのが一番でしょう。

本物は耐久性があって、年月が経つほど味が出ます。本物を求めることによって、歴史的な技術とともに環境も守れます。
「~風」(~ふう)が流行かもしれませんが、本物にこだわりましょう。