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何とかしなきゃしょうがないでしょ!?(2日目)
07年.08月.21日-15:54 

第ニ日目

まだまだお風呂の形は現れてはきません

まずは長手と妻手を合わせます、とはいっても一筋縄ではいきません。昨日うまくはまったホゾが今朝ははまりません。だからといって単純に削ればよいというものではないのです。
ホゾは穴とほぼ同じ大きさにし、物理的に入らないものを「木を殺して(ホゾ部分を何度もゲンノウで叩き収縮させる)」入れます。この状態で水を含めばホゾは膨らみ2度とはずすことは不可能となります。
小さなお風呂でしたら底板はひっくり返して上からビスで留めますが、大きな浴槽の場合は下からステンレスのコーチボルトで留めていきます。


昼前にちょっとしたアクシデントがありました。浴槽から底裏へ降りようとした和田の親父様が目測を誤って、左腕に思わぬ過重負担を掛けてしまいました。
「平気ですよ!」とは言っていましたが、私が見たところ、腕は見る見る内に紫になっていき、しきりに手のひらをグーパー、グーパーさせています。これは大変なことになったと思いました。
中断かとも思いましたが、幸いなことに親父様のいうとおり皮膚内が少し内出血したものでした。現場には恐ろしい危険が潜んでいます。夢中になるととんでもない想定外なことが起こります。
9階からの転落だってありえます。そんなこと考えたら真っ青です。


それでも何とか昼前には側を絡め底板との接合を終えることができ、昼からは設置の準備です。
大きなお風呂の場合は人力で動かすことは到底できません。仮の矢倉を組んでチェーンブロックで吊り、前もって作ってもらっていたモルタルの団子の上に予め排水栓への水勾配を計算した根太を置き固定します。浴槽を支えている台をはずしたら静かに下ろします。
一発でガタツキなく上端が水平に決まることはなかなか無いのですが今回はうまくいきました。
ラッキー、早く終わるかな?

次に裏側の循環用パイプと接合するための穴あけをしなければなりません。穴を開けてしまったらもう浴槽は動かせませんので監督さんに位置のチェックをしてもらいます。
ここでまた修正が・・・。
位置はOKだけど予定より総高さが20mm高いとのこと。何だよ、最初の打合せではタイルの仕上げ面で調節するとのことではなかったか?でもどうしても20mmは勘弁ならぬとのこと。この時点で穴あけは中止。明日は足の高さ調節からはじめなければいけません。


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