ヤコポの散歩の目次
表の庭の角に身たっぷりが乗っているザクロの木は印象的ですね。 「周りから道路、駐車場のアスファルトに攻められているのにも関わらず気前よく一杯咲いているね」と思いながら、力をもらえました。
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今日はかわいそうな異人館を紹介します。 そとから分かりやすいですが、ペンキがはがれています。根本的に痛んではいないですが、どうも愛情足らずな家のは間違えないです。
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日本で多くの小学生は夏の課題として、朝顔を育ちます。 秋に近づいて、花が枯れたら、種を収穫します。 そして、この種を来年の一年生に渡して、任せる。 この扉も朝顔のように、違うところに飛んで、立派なお家になって欲しいですね。
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一昨日の話の続きですが、勇気をもって、再び「不思議のロシア人の家」の解体現場を見に行きました。
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「マサカ、雰囲気のいい鋳鉄の物を安っぽいアルミ性の物と取り替えるのでしょうか」と思って、神戸市にお問合せしてみました。
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「若手建築家」として紹介されましたが、若さは表面的な属性だけです。一言でキャプションを付けるのであれば、「バリ頭の良い建築家」として紹介するべきだと思いますよ。 商業建築、集合住宅、個人住宅、たくさんの素晴らしいプロジェクトを見せて頂きました。中村先生の発想はお見事です。
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響きわたれぼくたちの歌 生まれ変わる神戸のまちに 届けたいわたしたちの歌 しあわせ運べるように (・・・)
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今まで、夢を持っていて、目的に狙って生きるというのは私のモットでした。 しかし、「自分で夢を持って、自分で歩んで」って十分ですか。と考える時もあります。 やはり、西洋人として、論理的に考えてしまうことは多いです。 合理性は人間の一番高いところではないでしょうか。
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『苦労が多いから辛いんじゃない。夢がないから辛いんです。』 日本人ノベル賞、湯川秀樹博士のお見事の言葉でやっと2009年の散歩を始めさせていただきます。 今年も夢に目指して頑張ろう!...
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これは面白いことわざではないでしょうか。 想像をしてください。パーティの時に、鼻の高い人はブランドのスーツ、新品はネクタイ、胸を張って見せています。 食事の時スープをこぼして、スーツやネクタイにしみがつく。
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このブログは長い冬眠をしましたが、不思議に冷たい冬の風で目覚めました。 今までの進歩を纏めてみましたが・・・旅はこれからですよ!
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質の高い建物を作れば、スローアーキテクチャの核心にある「持続可能性」、「コンパクトシティー」、「愛着」に対してもご興味をもって頂けるかもしれません。 そして、いい建物が増えれば、いい街並みが生まれ、結果として、周りの皆様もスローな建築に興味をもってくれる、というような好循環がおこると考えてます。
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毎日、早起きをして、電車に乗って仕事場に向かいますが、最終的にどのゴールを狙っていますか? 近所の人、街、社会はどの方向に向かっているのでしょうか? おそらく戦後から、「まっすぐへ」成長に向かうという感じですね。発展は一方通行の線路。人口が増える。売り上げは伸びる。道は広くなる。街が大きくなる。
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または「詭弁」に関して書かせていただきました。 「絶対言葉にだまされない」という自信のある方、有名な例をみてください
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「詭弁」って聞いたことがありますか? 西洋の歴史で古代ギリシャの平和なアテネでは「言葉は刀より尖がっている」という言い方がありました。 自由な人は自分の財産、仕事、関係を守るために「アゴラ」広場で語っていました。 話の上手な人は皆を悲しませたり、喜ばせたり、心を動かせたり、素晴らしいパワーを持っていました。 その中で、哲学が誕生する前にソフィスト学(=知識を探している人)が考えを巡らし、話をする技術を見事に磨きました。
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考えてみたら、銀メッキもガラスも、正式な技法として定着するまでに、アイデア・パッション・実験性から生まれてきたものなのです。時代を通して伝えられてきた「形」は価値あるものですが、完成に行き着くまでの過程や目的の方がさらに大切なのではないでしょうか。有名なドイツの詩人がいっているように、 Tradition is the tending of the fire, not the worship of the ashes. (伝統とは火を守っていくことであって、灰を崇拝することではない。) 伝統技法を維持しようと保存してしまうと、ミイラ化させてしまうという危険性があります。 元気なものづくりを木のように考えてみてください。根っこが深く、幹も太いですが、フレッシュな花を咲かせます。
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両親とも職業が建築家という環境に育った私は、敢えて反抗的に別の仕事を選ぼうと考えていました。 しかし、もともと「計画すること」、「問題解決すること」、「物を生出していくこと」が大好きだったようで、自然と私も建築家になっていました。
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初めてNYに着をした時に、誰も知りませんでした。一人、建築家、イタリア・トリノ出身の男でした。 次の日、NYタイムズ新聞を買って、求人の広告に応募をして、次の週に面接し、仕事が始まりました。 最初の1日は、会社の同僚は、大変興味を持ってくれ、ご飯を食べるときに私の隣に座るため競争をしていました。
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グレーの石(lavagna石、serena石など)は安くて、削り易いですが、構造材として少し弱いですね。硬くて白い「カララ大理石」の無垢のブロックを使えば、コストが上がりますし、白のニュアンスの違いは景観の面で気になります。どうしたらいいですか。 頭を使ってみたら、返事はシンプルですね。ストライプ模様ですよ。
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鞆の浦の太田家、保命酒初の酒屋さん(現在は歴史資料館)の土間はきれい白と黒のタイルで仕上げています。ちょっと待って、黒いのは敷瓦ですが、白い部分は左官ですね。 瀬戸内海はすばらしい焼き物の文化の産地であり、いい瓦が手に入りやすい。 白い石はありませんが、左官ならお任せください!
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建築家は、実用性の高い、バランスの良い建物を作ることが目的です。 その「目的」のために、いくら良い「ルール」を考えても、「目的」は「ルール」より大切、という当たり前なことを決して忘れてはいけません。 ガベッティ先生は「いつも頭を使って、状況の中で判断をする」という基本的なメッセージを伝えてくれました。
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建築家は建物を作るより、「プレイス」である場所を作りたい。 住むための場所、会うための場所、楽しむため場所、仕事をするための場所。 残念ながら、デベロッパーの利益を優先に考えて作られている街は「エリア」、「スペース」であり、場所にはなりません。 形だけにだまされないで、奥にある魂を探してください。
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昨日の話は途中になってしまいました。 では、街暮らしがいいですか?田舎暮らしがいいですか?間をとった方がいいですか?
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どこに住みたいですか? 街の場合、買い物、仕事、エンタータインメントが比較的簡単に手に入ります。毎日、いろんな人と出会って、様々な活動をしたい人は街に住むと大きなメリットがあります。
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鳥が飛ぶ、魚が泳ぐと同じく、人が歩くって自然なことではないでしょうか? 毎日1時間以上を歩くと健康に体を守りとともに、精神的にも元気になります。 歩けば歩くほど筋肉が増えて、血液の循環はよくなり、余分な脂肪がなくなります。 街に歩くと、他の人と出会って、一言を話して、社会人としてもバランスが保つ。 人にはお散歩は必要です。
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設計中、建築中・・・待っている長い時間に「元気な家になって欲しい」と心から祈ってください。
大変な日があるかもしれないけど、やさしく、愛着を持って、進めてください。
家はお施主様の家族ですが、設計士は助産婦のようにサポートをさせてもらうのでご安心ください。 Posted by ヤコポ | ・・・続きを読む
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「設計」って建築だけに関する話ではありません。
まちを「考える」、家を「考える」、生活用品を「考える」。
設計には、生活に近いイメージがあります。 Posted by ヤコポ | ・・・続きを読む
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外食するとき、メニューが多いレストランと少ないレストランがあります。
簡単に考えると、幅広い料理に対応するためには、冷凍食品に頼ってしまっていて、「日替わり」しか出してない店の方が新鮮な気がします。
しかし、どっちもの場合、「メニューの中から」しか選べないのです。お客さんはメニューに合わせなければなりません。 Posted by ヤコポ | ・・・続きを読む
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「estremo oriente」。日本は世界の東にある、「ずーっと遠い東の先」にある国。
この「東の限界」という不思議なイメージは西洋人にとって昔から大変興味がありました。 Posted by ヤコポ | ・・・続きを読む
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このタイルはペリーさんのために付けられていたのでしょうか?
おそらくヨーロッパからの輸入ものです。珍しくて、宝物だったでしょう。昔の職人はきっと手元にある数にあわせて、一緒権目バランスのいい張り方を検討したでしょうね。 Posted by ヤコポ | ・・・続きを読む
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L’uomo e` cio che mangia.・・・人は食べることから性格がわかる Pane al pane, vino al vino Posted by ヤコポ | ・・・続きを読む
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Chi tollera il mentire, insegna a rubare. L`abito non fa il Monaco (L`apparenza inganna) 鞆の浦の港の目印になっている大きな灯篭。自動車の通れないところで、さわやかな波の音があれば、みんなは気持ちよく、ここに集まります。
ただの「海沿いプロムナード」ではなく、ここは「守護神のいる場所」です。
伝統的な町並みに、今らしいコーヒーショップもぴったりですね。 Posted by ヤコポ | ・・・続きを読む
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この道は広いのですが、同時に車2台がすれ違えません。
道幅が広いところで待って、反対方向の車が通り抜けてから進みます。
もちろん、小さい漁港ですので、交通は少ないです。私が見ている間に、最大2台がならびました。
停車をして、20秒ぐらいで進みました。
例えば、イタリアでmozzarellaチーズにオリーブオイルを掛けて、食べますが、日本なら、お豆腐に醤油。両方ともシンプル、原料の味を生かして、シンプルさを楽しむ料理です。
イタリアと日本、いろんな面で似ているところたくさんがありますね。
「パンをパンと言いなさい。ワインをワインと言いなさい。」このことわざのように、当たり前のことを言う必要ありますか?なんとなく不思議な感じがします。
世界にはブランドの価値を守るために、コピーライト法がありますが、もちろん区別が難しいところもあります。しかし、もっとも基本である事実は、はっきりしやすいです。例えば、「この街はミラノ」、「この街はナポリ」:イメージは付いてくるかもしれませんが、事実は事実です。ミラノにいて「ここはナポリ」と言えば、嘘になりますね。
「石調はイタリア語でなんと言いますか?」って友達に聞かれました。
そういえば、「柄」、「調」、「風」を訳す言葉は無いですね・・・!
スタイル(stile)、タイプ(tipo)、パターン(pattern)、イミテーション(simil-)という言い方はありますが、ちょっと意味が違います。
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広島県にある鞆の浦(2003年の合併以降は福山市の一部)はたくさんの江戸時代の建物が残っている港町です。さらに一つの大きな特徴として、魚港のストラクチャ、街並の統一、雰囲気が完璧に残っています。