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建築設計事務所・神戸


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倉敷のシンポジウム
07年.04月.18日-23:48 

法政大学の陣内先生から紹介を頂いて、倉敷の国際シンポジウムを聞きに行きました。神戸からドアツードア・1時間で行けますので、次回は倉敷をゆっくり歩きに行こうと思いました。
今日の話はウォーターフロントを大切にしているイタリアの街の実例を参考にし、倉敷そして瀬戸内海の復活を考えるという話です。 スピーカーは陣内先生、イタリアからのゲスト2名、そして倉敷の市長、大原美術館の理事長などがいらっしゃいました。詳しくはhttp://www.eco-history.com/01new/01news00.html#20070418をご覧ください。


ベネチアにある「水の街研究所」の会長・リニオブルットメッソ氏からは、通路である運河に関してお話を聞かせていただきました。イタリアの北西部(ベネト州)の川、湖ネットワークは昔から州都ベネチアと繋がっていました。しかし、2000年までに、ベネチアとトレビーゾの市内運河ネットワーク以外、ほとんど残りませんでした。(写真でパドバの1970年代のそれぞれ運河の埋め立てをご覧ください。)<br>
しかし、最近はこの「水野道」は復活し、ブレンタ川の観光クルージングが人気で、有名なパラディオ設計のビラが水面からすぐ側に見えます。パドバ市では残っている運河の整備が行われ、ボートハウスカフェ、浮きステージなど様々な新しい利用が増えてます。


ジェノバ市は神戸市にとても近い地形で、海と山の間に挟まれています。イタリアでは珍しく、昔から埋め立て計画により、町に足りなかった面積を海へ広げました。しかし、ジェノバ市の33Kmの海岸のうち、26Kmは港施設のため、海を愛している市民にとって身近なものではなくなりました。
1992年のアメリカ大陸の発見500周年の時、昔のジェノバ人であるコロンブスを記念するエキスポが行われました。この時、レンゾピアノの計画により、旧倉庫を再利用し、古港がショッピング・文化・オフィススペース・レジャースペースに生まれ変わりました。
この良い実績を参考に、他の国際的なイベントを利用し、イタリア政府の1500億円の投資のほか、銀行、企業の協力により、1.5兆円を集めました。新しい空港、自然海岸を守る半島形の新しいコンテナターミナル、スポーツ施設を作り、町と海の近い関係をもう一度築きました。


Posted by ヤコポ


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