框戸と朝顔
09年.09月.12日-10:21
「不思議なロシア人の家」の解体工事の報告の最後になりますが、今日建具を引き取りに来ました。
丁番、金物は黄銅製で、上品な詳細です。残念ながら、解体の時丁番を無理やり金槌で壊しています。ピンを外せば、もっと簡単にできるのに...
捨てるつもりで外されたのは間違いないです。使い捨ての文化の常識に私も慣れているのですが、これはもったいない過ぎるのではないでしょうか。
良い考えが浮かびました。
日本で多くの小学生は夏の課題として、朝顔を育ちます。
秋に近づいて、花が枯れたら、種を収穫します。
そして、この種を来年の一年生に渡して、任せる。
母国でこの習慣はないので、聞いて感動しました。
言葉の説明のいらない生と死のなぞが認識できる、奥の深い体験だと思います。
この扉も朝顔のように、違うところに飛んで、立派なお家になって欲しいですね。
Posted by ヤコポ
コメント:
まだコメントはありません