ウォーキング鞆の浦
07年.05月.20日-11:41
鞆の浦の港の目印になっている大きな灯篭。自動車の通れないところで、さわやかな波の音があれば、みんなは気持ちよく、ここに集まります。 ただの「海沿いプロムナード」ではなく、ここは「守護神のいる場所」です。 伝統的な町並みに、今らしいコーヒーショップもぴったりですね。
鞆の浦の港から、町に入る道はヒューマンスケールであり、潮風を防ぐ役割もあります。
この建物の下部はただの木板腰壁ではありません。船大工の技術を使って、板は同時に切られていることにより、防水仕様になっています。
色のバランス、幅の変化、素材の組み合わせは:明らかにこの街は「人が住むための街」で作られていたと感じました。
クローズビュー:この空間はイタリアのルネサンス時代の町みたいですね。
アスファルトの道も少なくて、石畳のかげで道は「建物の間の隙間」だけではなく、心地のいい空間になります。
Gordon Cullenによる「タウンスケープ」は日本にも影響があったそうで、「数年前に道を石畳に仕上げなおすのが流行っていた」という話を聞きました。カーレン先生に感謝!
天然素材で仕上げている建物が多くて、歩きながら安全、福祉 を肌で感じます。
道は自然に曲がったり、突き当たったり、広場または海の前で終わります。街角では、いつも良いサプライズが待っています。
ここから数年前まで四国へのフェリーも出発をしていましたが、市町村合併とともに、福山市に移されました。
自然の浜:これも奇跡のように残っています。漁師はここで網を直したり、船を保管したり、お祭りも行います。今の計画ではこの部分を完全に埋め立てる予定ですよ。
港に戻りました。この青い花を見て、イタリアの「チンクエテッレ」で見た藤の花を思い出しました。
とてもいいお散歩でしたが、嬉しい気持ちより大きい心配が心を詰まっています。
本当にこの天国をつぶすつもりですか?