スローって?
"スロー"という概念は、イタリアで生まれた"スローフード"運動から生まれました。 スローフードの考えは、世界的に広がっていて、 日本でも"スロー"は、すっかり定着したかのようです。 (スローライフ・スロービジネス・スロータウン etc..) しかし、本来の理念をきちんと理解しないまま、 流行語のように使ってしまうと、言葉だけが独り歩きしてしまって、 本来の意味とはかけ離れたものになってしまう危険性があります。 また、文化的背景の違いや翻訳によるニュアンスの違いなどもあり、 すでに国によって少しずつ解釈が異なってきているようです。

したがって、スローアーキテクチャーを説明するために、 "スロー"の言葉の整理をしたいと思います。 どうぞ、「スローフード知識」をご参考ください。

ハート付のかたつむりはスローアーキテクチャーのシンボルです。
1: スローフード
スローフードのロゴもかたつむりです。スローフードとのつながりを明確に表しています。
2: 施主
自分の家を背負っているかたつむりは施主のイメージにぴったりです。
同じような理由で、イタリアでも不動産屋のロゴにかたつむりをよく見かけます。
3: 五感
かたつむりはとても敏感な動物です。アンテナ形の目で視力より触覚が発達しています。
4: 愛情(大きなハート)
心は心臓と同じです。それが無くては生きていけません。
5: 成長
かたつむりの貝の渦巻きは、(自然界の多くの生き物同様)フィボナッチ数の割合で成長をしています。
6: Slow Architectureの「S」
かたつむりが縦になると"S"の字になります。