日本には、「花よりだんご」という諺があります。
たまに、「だんごより花」と思っている方もいます。
さあ、どっちがいいかな、悩ましいですか。
でも、よく考えたら、なぜ「花」か「だんご」か、どちらかを選ばないといけないのか。
可能なら「花も、だんごも」が一番いいと思いませんか。
なかなか聞きなれない響きですが「花もだんごも」がベストでしょう。
格好よくて建築費用が安い、景観を良くしつつ収益性の高い不動産ならウィンウィンな関係ですね。「花もだんごも」に目指しましよう。
例えば、「エーコ」と「格好いい」は対照的なイメージが思い浮かぶだと思います。
でも、条件をよく理解して、頭を使えば、
■北極で氷を使ってお家を作ります。断熱性は高い、強風に強いのでイグルーはとても実用的な建築物ですが、見た目的にも素敵です。
■日差しは強い、空っとした砂漠ではテントの下で過ごしやすい。環境ともマッチングしていて、ビジュアル的にも素晴らしいです。
■南イタリアのアルベロベッロでは夏は暑いですが、ツルリーの白い壁、分厚い天井のおかげで室内は涼しいです。この建物の作り方は元々固定資産税をスペインの王様に支払わないための戦略というエピソードもどれだけいいアイデアは合理的であるというコンセプトはお見事な事例になっています。
見た目的にも体の芯まで優しい気持ちを感じさせてくれるアルベロベッロのまちなみはまさしく「実用性と美しさ」のハーモニーです。
残念なのは、今の時代では機械を使うことによって、自然に頭を下げる必要はなくなりました。寒い地域にガンガン暖房をつける。熱い地域にガンガン冷房を付ける。自然に対して頭を下げなくて良いというのはありがたいかもしれませんが頭を使わなくて良いというのはとても残念です。頑張らなくてもいいという情けない目標は衣装面でも情けないですね。
こちらこそはハードル高いですね。「低コスト」と「豊かさ」は完璧な反対言葉です。「花も、だんごも」のアプローチによって、両方とも同時に手に入れることはできるのでしょうか。
答えは「はい!」です。